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  • 鉄コン筋クリート (3)

    作者:松本 大洋

    出版社 / 著者からの内容紹介 ▼第23話/地獄変の巻▼第24話/しろいろの巻▼第25話/ネズミオヤジ観察記の巻▼第26話/クロイロの巻▼第27話/餓鬼の目に水見えずの巻▼第28話/人呼んでイタチの巻▼第29話/正しい死体のつくり方の巻▼第30話/注)良い子は絶対に真似しないでくださいの巻▼第31話/まっくろけの巻▼第32話/僕たち男の子だぜベイビーの巻▼最終話/続・レッツゴー2匹の巻●主な登場人物/クロ・シロ(宝町に住む親兄弟を持たない子供。ネコと呼ばれている)、鈴木(宝町に古くからいるヤクザ、通称・ネズミ)、木村(鈴木の弟分)、藤村・沢田(古いタイプの体育会系刑事と東大卒のなにごとにも不感性のクールな性格の刑事)●あらすじ/身の安全を慮って、シロは藤村・沢田が保護していた。一方、クロはシロのいない寂しさを紛らわすかのように、暴虐を繰り返していた(第23話)。▼宝町改造計画に反対している鈴木は、蛇にとって邪魔な存在だった。蛇に鈴木を殺すようにいわれた木村。最初は断るが、蛇は身重の木村の女をネタにゆする(第24話)。▼木村は鈴木を呼び出した。子分も連れずに現われた鈴木はどうやら殺されることを覚悟してきたようだった(第25話)。▼シロを守ることが生きがいだったクロは、シロと離れ離れに暮らすうちにどんどん荒んでゆく。そんな折り、イタチと呼ばれる伝説の餓鬼が現われる(第27話)。▼イタチはクロに一緒に手を組まないかと持ちかける。イタチはクロの闇の部分。彼と組んだらクロはもう二度と以前のクロには戻れない。それを感じ取ったシロは、必死でクロに呼びかけるのだった(第32話)。●その他の登場キャラクター/じっちゃ(第26、27、最終話)、蛇(第23、24、27~29話)、蝶・虎・龍(第26~29話)、イタチ(第28~32話) 出版社からのコメント 純粋な力を信じるクロ。純粋な心を信じるシロ。2人の悪童が背徳の街宝町を舞台に繰り広げるアクション。危ないから気をつけてくださいね!!
  • 不夜城

    作者:馳星周

    新宿・アンダーグラウンドを克明に描いた気鋭のデビュー作!おれは誰も信じない。 女も、同胞も、親さえも…。 バンコク・マニラ、香港、そして新宿―。 アジアの大歓楽街に成長した歌舞伎町で、迎合と裏切りを繰り返す男と女。 見えない派閥と差別のなかで、アンダーグラウンドでしか生きられない人間たちを綴った衝撃のクライム・ノベル。
  • アンのゆりかご 村岡花子の生涯

    作者:村岡恵理

    戦争へと向かう不穏な時勢に、翻訳家・村岡花子は、カナダ人宣教師から友情の証として一冊の本を贈られる。後年『赤毛のアン』のタイトルで世代を超えて愛されることになる名作と花子の運命的な出会いであった。多くの人に明日への希望がわく物語を届けたい──。その想いを胸に、空襲のときは風呂敷に原書と原稿を包んで逃げた。情熱に満ちた生涯を孫娘が描く、心温まる評伝。
  • 限りなく透明に近いブルー

    作者:村上 龍

    福生の米軍基地に近い原色の街。いわゆるハウスを舞台に、日常的にくり返される麻薬とセックスの宴。陶酔を求めてうごめく若者、黒人、女たちの、もろくて哀しいきずな。スキャンダラスにみえる青春の、奥にひそむ深い亀裂を醒めた感性と詩的イメージとでみごとに描く鮮烈な文学。群像新人賞、芥川賞受賞。
  • アフターダーク

    作者:村上 春樹

    時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、ひとりの男性が近づいて声をかける。そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。 間違いなく村上春樹の作品。 その空気感は変わらない。 でも… 普通の小説ではない。 普通の小説に期待することを期待すると肩すかしに遭う。 そう思って読めば、多くのことは受け入れられる。 その有り様は革新的であり実験的で、 挑発的であるとも言える。
  • 風の歌を聴け

    作者:村上 春樹

    デビュー25周年記念。文字が大きくなった作家デビュー25周年を記念して、単行本表紙と同じデザインの文庫カバーに一新。文字サイズが大きくなって、とても読みやすくなりました。必読の青春バイブル。
  • 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

    作者:村上 春樹

    良いニュースと悪いニュースがある。 多崎つくるにとって駅をつくることは、心を世界につなぎとめておくための営みだった。あるポイントまでは……。